【活用ガイド】

JVNDB-2010-002744

Linux kernel の include/asm-x86/futex.h におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の include/asm-x86/futex.h は、例外処理における fixup の実装を適切に行わないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.25 未満
VMware
  • VMware ESX 3.0.3
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、無効なアプリケーションを介して、ページフォールトを誘発され、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3086
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3086
  2. SecurityFocus : 44754
  3. SecurityTracker : 1024709
更新履歴

  • [2011年02月08日]
      掲載
    [2012年12月26日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0012) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2011-0012) を追加