【活用ガイド】

JVNDB-2010-002713

Linux kernel の bcm_connect 関数におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

64-bit プラットフォーム上で稼働している Linux kernel の Controller Area Network (CAN) 実装内にある net/can/bcm.c の bcm_connect 関数には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.36.2 未満
  • Linux Kernel 2.6.37 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、接続操作を介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3874
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3874
  2. SecurityFocus : 44661
更新履歴

  • [2011年01月31日]
      掲載