【活用ガイド】

JVNDB-2010-002709

Linux kernel の ivtvfb_ioctl 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux kernel の drivers/media/video/ivtv/ivtvfb.c 内にある ivtvfb_ioctl 関数は、構造体メンバを適切に初期化しないため、kernel スタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.36 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、FBIOGET_VBLANK ioctl コールを介して、kernel スタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4079
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4079
  2. SecurityFocus : 45062
更新履歴

  • [2011年01月31日]
      掲載

公表日2010/11/29
登録日2011/01/31
最終更新日2011/01/31