【活用ガイド】

JVNDB-2010-002662

Linux kernel の arch/x86/kvm/x86.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux kernel の arch/x86/kvm/x86.c は、特定の構造体のメンバを初期化しないため、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.36.2 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS  6.0.z  
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、/dev/kvm デバイス上の読み取り操作を介して、 kernel のスタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3881
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3881
  2. Secunia Advisory : SA42148
  3. SecurityFocus : 44666
  4. SecurityTracker : 1024912
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-3287
更新履歴

  • [2011年01月20日]
      掲載
    [2011年06月28日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2011:0883) の情報を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2011:0883) を追加