【活用ガイド】

JVNDB-2010-002614

ISC BIND におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ISC BIND は、DNSSEC 検証が有効に設定されている状態において、シングルゾーンに対する複数のトラストアンカーが存在する際、不正な署名を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.7.2-P2 未満
VMware
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 3.0.3
  • VMware ESXi
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 3.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0 (x64) 
  • Turbolinux Client 2008 
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

第三者により、DNS クエリを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc. VMware ターボリナックス ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3762
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3762
  2. Secunia Advisory : SA41654
  3. SecurityFocus : 45385
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2407
更新履歴

  • [2011年01月13日]
      掲載
    [2011年03月28日]
      影響を受けるシステム：VMware (VMSA-2011-0004) の情報を追加
      影響を受けるシステム：ターボリナックス (TLSA-2011-7) の情報を追加
      ベンダ情報：VMware (VMSA-2011-0004) を追加
      ベンダ情報：ターボリナックス (TLSA-2011-7) を追加

公表日2010/10/05
登録日2011/01/13
最終更新日2011/03/28