【活用ガイド】

JVNDB-2010-002565

複数の CIsco 製品上で稼働する remote-access IPSec VPN の実装における有効なグループ名を列挙される脆弱性

概要

複数の CIsco 製品上で稼働する remote-access IPSec VPN の実装には、デバイス上でグループ名を設定する際、IKE アグレッシブモードメッセージへのレスポンス処理を介して、有効なグループ名を列挙される脆弱性が存在します。
本問題は、Bug IDs CSCtj96108 の問題です。
本脆弱性は、CVE-2005-2025 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance 5500 Series Adaptive Security Appliances
  • Cisco PIX 500 Series Security Appliance
  • Cisco VPN 3000 シリーズ Concentrators

想定される影響

第三者により、IKE ネゴシエーションシリーズを介して、有効なグループ名を列挙される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4354
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4354
  2. Secunia Advisory : SA42414
更新履歴

  • [2011年01月04日]
      掲載