【活用ガイド】

JVNDB-2010-002549

OpenSSL における共有秘密鍵の認証要求を回避される脆弱性

概要

OpenSSL は、J-PAKE が有効な際、J-PAKE プロトコル内のパブリックパラメータを適切に認証しないため、共有秘密鍵の認証要求を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.0.0c 未満
VMware
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESXi 4.1
  • VMware ESXi 4.0
  • VMware ESXi 3.5
  • VMware ESXi 5.0
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された値をプロトコルの各ラウンド内に送信されることにより、認証を突破され、共有秘密鍵の認証要求を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project VMware ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4252
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4252
  2. SecurityFocus : 45163
  3. SecurityTracker : 1024823
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-3120
更新履歴

  • [2010年12月24日]
      掲載
    [2011年03月22日]
      影響を受けるシステム:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02638) の情報を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02638) を追加
    [2012年11月02日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0013) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0013) を追加