【活用ガイド】

JVNDB-2010-002537

Wireshark の LDSS 解析部の dissect_ldss_transfer 関数におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Wireshark の LDSS 解析部の dissect_ldss_transfer 関数には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.2.0 から 1.2.12
  • Wireshark 1.4.0 から 1.4.1
オラクル
  • Oracle Solaris 11 Express
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

第三者により、過度に長いダイジェストの列を付与された LDSS パケットを介して、メモリの破損を誘発され、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Wireshark オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4300
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4300
  2. Secunia Advisory : SA42290
  3. Secunia Advisory : SA42411
  4. SecurityFocus : 44987
  5. SecurityTracker : 1024762
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-3093
  7. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-3038
更新履歴

  • [2010年12月22日]
      掲載
    [2011年03月17日]
      影響を受けるシステム:オラクル (buffer_overflow_vulnerability_in_wireshark) の情報を追加
      ベンダ情報:オラクル (buffer_overflow_vulnerability_in_wireshark) を追加