【活用ガイド】

JVNDB-2010-002534

CVS の rcs.c 内にある apply_rcs_change 関数における権限昇格の脆弱性

概要

CVS の rcs.c 内にある apply_rcs_change 関数には、配列インデックスエラーにより、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


CVS
  • CVS 1.11.23
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたデルタフラグメントの変更を介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発され、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CVS レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3846
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3846
  2. Secunia Advisory : SA41079
  3. Secunia Advisory : SA42409
  4. SecurityFocus : 44528
  5. ISS X-Force Database : 62858
  6. SecurityTracker : 1024795
  7. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2845
  8. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-3080
  9. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 68952
更新履歴

  • [2010年12月21日]
      掲載