【活用ガイド】

JVNDB-2010-002482

Linux kernel の sctp_auth_asoc_get_hmac 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の net/sctp/auth.c 内にある sctp_auth_asoc_get_hmac 関数には、SCTP peer の hmac_ids 配列を適切に検証しないため、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.36 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

第三者により、配列の最後の要素内にある巧妙に細工された値を介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3705
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3705
更新履歴

  • [2010年12月13日]
      掲載

公表日2010/10/20
登録日2010/12/13
最終更新日2010/12/13