【活用ガイド】

JVNDB-2010-002473

Linux kernel の Direct Rendering Manager サブシステムの drm_ioctl 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux kernel の Direct Rendering Manager (DRM) サブシステムの drivers/gpu/drm/drm_drv.c 内にある drm_ioctl 関数には、kernel メモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.35.12 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、大容量のメモリ割り当て処理のリクエストを介して、kernel メモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2803
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2803
  2. Secunia Advisory : SA40656
  3. SecurityFocus : 42577
更新履歴

  • [2010年12月10日]
      掲載
    [2011年04月07日]
      影響を受けるシステム:kernel.org (ChangeLog-2.6.35.12) の情報を追加
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-2.6.35.12) を追加