【活用ガイド】

JVNDB-2010-002459

ProFTPD の pr_netio_telnet_get 関数におけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

ProFTPD の netio.c 内にある pr_netio_telnet_get 関数には、FTP または FTPS server 上での TELNET_IAC エスケープシーケンスの処理に関して不備があるため、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ProFTPD Project
  • ProFTPD 1.3.3c 未満
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 2.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0 (x64) 
  • Turbolinux Client 2008 
  • Turbolinux Server 10  (延長メンテナンス)
  • Turbolinux Server 10 (x64) (延長メンテナンス)
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 

想定される影響

第三者により、FTP または FTPS server 上での TELNET_IAC エスケープシーケンスの処理を介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ProFTPD Project ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4221
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4221
  2. Secunia Advisory : SA42052
  3. SecurityFocus : 44562
更新履歴

  • [2010年12月08日]
      掲載
    [2010年12月22日]
      影響を受けるシステム:ターボリナックス (TLSA-2010-42) の情報を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2010-42) を追加