JVNDB-2010-002134
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Linux kernel のネットワークキューイング機能の実装における重要な情報を取得される脆弱性
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Linux kernel のネットワークキューイング機能の実装には、以下の関数の処理に関して不備があり、ダンプの操作が実行されている際、特定の構造体のメンバを初期化しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
(1)net/sched/act_gact.c の tcf_gact_dump 関数
(2)net/sched/act_mirred.c の tcf_mirred_dump 関数
(3)net/sched/act_nat.c の tcf_nat_dump 関数
(4)net/sched/act_simple.c の tcf_simp_dump 関数
(5)net/sched/act_skbedit.c の tcf_skbedit_dump 関数
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 低
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 高
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度 基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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Linux
- Linux Kernel 2.6.36-rc2 未満
VMware
- VMware ESX 3.0.3
- VMware ESX 3.5
- VMware ESX 4.0
- VMware ESX 4.1
サイバートラスト株式会社
- Asianux Server 3 (x86)
- Asianux Server 3 (x86-64)
- Asianux Server 4.0
- Asianux Server 4.0 (x86-64)
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 5 (server)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4.8 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4.8 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client)
- Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0
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ローカルユーザにより、カーネルメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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Linux
VMware
サイバートラスト株式会社
レッドハット
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- 有効期限後のメモリの解放の欠如(CWE-401) [NVD評価]
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- CVE-2010-2942
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2942
- Secunia Advisory : SA41245
- SecurityFocus : 42529
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- [2010年10月15日]
掲載
[2010年11月04日]
影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-194.7.AXS3) の情報を追加
影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2010:0779) の情報を追加
ベンダ情報:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-194.7.AXS3) を追加
ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2010:0779) を追加
[2010年12月03日]
影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (2149) の情報を追加
ベンダ情報:ミラクル・リナックス (2149) を追加
[2012年12月26日]
影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0012) の情報を追加
ベンダ情報:VMware (VMSA-2011-0012) を追加
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