【活用ガイド】

JVNDB-2010-002112

Drupal の OpenID モジュールにおける認証を回避される脆弱性

概要

Drupal の OpenID モジュールには、フィールドの署名を確認しない不備があり、OpenID 2.0 プロトコルの仕様違反があるため、OpenID プロバイダから肯定アサーションを取得され、認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Drupal
  • Drupal 5.23 未満
  • Drupal 6.19 未満
  • OpenID 5.x-1.4 以前
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 

想定される影響

第三者により、OpenID プロバイダから肯定アサーションを取得されることにより、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Drupal ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3686
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3686
更新履歴

  • [2010年10月07日]
      掲載