【活用ガイド】

JVNDB-2010-002072

複数の Mozilla 製品の SafeJSObjectWrapper 実装における同一生成元ポリシーを回避される脆弱性

概要

複数の Mozilla 製品の SafeJSObjectWrapper 実装の XPCSafeJSObjectWrapper クラスは、scripted 関数を適切に制限しないため、同一生成元ポリシーを回避され、クロスサイトスクリプティング攻撃を実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Mozilla Foundation
  • Mozilla Firefox 3.5.12 未満
  • Mozilla SeaMonkey 2.0.7 未満
  • Mozilla Thunderbird 3.0.7 未満
オラクル
  • Oracle Solaris 10 
  • Oracle Solaris 11 Express

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された関数を介して、同一生成元ポリシーを回避され、クロスサイトスクリプティング攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA 2010-60
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA 2010-60
オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2763
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2763
  2. SecurityFocus : 43094
  3. ISS X-Force Database : 61665
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2323
更新履歴

  • [2010年10月01日]
      掲載
    [2010年12月22日]
      影響を受けるシステム:オラクル (multiple_vulnerabilities_in_mozilla_thunderbird) の情報を追加
      影響を受けるシステム:オラクル (multiple_vulnerabilities_in_firefox_browser) の情報を追加
      ベンダ情報:オラクル (multiple_vulnerabilities_in_mozilla_thunderbird) を追加
      ベンダ情報:オラクル (multiple_vulnerabilities_in_firefox_browser) を追加