【活用ガイド】

JVNDB-2010-002005

Linux kernel の xfs_swapext 関数における読み込み権限を取得される脆弱性

概要

Linux kernel の fs/xfs/xfs_dfrag.c 内にある xfs_swapext 関数には、SWAPEXT ioctl へ渡されるファイルの記述子を適切にチェックしないため、書き込み権限を利用される、または読み込み権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.35 未満
VMware
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 3.0.3
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、ファイルを他のファイルに交換されることにより、書き込み権限を利用される、または読み込み権限を取得される脆弱性が存在します。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2226
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2226
  2. SecurityFocus : 40920
更新履歴

  • [2010年09月14日]
      掲載
    [2010年10月13日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-194.6.AXS3) の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-194.6.AXS3) を追加
    [2011年03月03日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0003) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2011-0003) を追加