【活用ガイド】

JVNDB-2010-001965

Hypervisor の命令のエミュレーションにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Hypervisor には、Intel VT-x を有効にした際、命令のエミュレーションに関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.32.27 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Virtualization
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、命令のエミュレーションを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0435
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0435
  2. SecurityFocus : 42582
更新履歴

  • [2010年09月07日]
      掲載
    [2010年12月20日]
      影響を受けるシステム:kernel.org (ChangeLog-2.6.32.27) の情報を追加
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-2.6.32.27) を追加