【活用ガイド】

JVNDB-2010-001937

libvirt における任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

libvirt には、ユーザーが定義するバッキングストアのフォーマットを設定せずに新しいイメージを作成してしまう不備があるため、ホスト OS 上の任意のファイルを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


libvirt.org
  • libvirt 0.6.0 から 0.8.2
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、ホスト OS 上の任意のファイルを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

libvirt.org ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2239
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2239
  2. Secunia Advisory : SA40758
  3. SecurityFocus : 41981
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2062
更新履歴

  • [2010年09月03日]
      掲載