【活用ガイド】

JVNDB-2010-001936

dbus-glib の GObject プロパティにおけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

dbus-glib には、エクスポートされた GObject プロパティの access フラグを適切に適用しない不備があるため、アクセス制限を回避される、またはプロパティの変更によりサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


freedesktop.org
  • dbus-glib 0.73
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、アクセス制限を回避される、またはプロパティの変更によりサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

freedesktop.org ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-1172
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-1172
  2. Secunia Advisory : SA40908
  3. Secunia Advisory : SA40925
  4. SecurityFocus : 42347
  5. ISS X-Force Database : 61041
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2063 
更新履歴

  • [2010年09月03日]
      掲載