【活用ガイド】

JVNDB-2010-001893

GnuPG の kbx/keybox-blob.c における任意のコードを実行される脆弱性

概要

GnuPG の GPGSM 内にある kbx/keybox-blob.c には、Subject Alternative Names に関する処理に不備があり、証明書のインポートおよび署名の検証の際、realloc 操作を適切に行わないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GnuPG 2.0.16 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

第三者により、多数の Subject Alternate Names を介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2547
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2547
  2. Secunia Advisory : SA38877
  3. SecurityFocus : 41945
  4. SecurityTracker : 1024247
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1910
更新履歴

  • [2010年08月30日]
      掲載
  • [2024年03月01日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      CVSS による深刻度:内容を更新