【活用ガイド】

JVNDB-2010-001889

Cisco Adaptive Security Appliances の SIP 検査機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliances (ASA) 上で稼動する SIP 検査機能には、SIP パケットの処理に関して不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
本問題は、Bug ID:CSCtd32106 の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.0(5.17) 未満
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.1(2.45) 未満
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.2(2.13) 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された SIP パケットを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2816
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2816
  2. CERT-FI : CERT-FI Advisory on Cisco ASA TLS
  3. Secunia Advisory : SA40842
  4. SecurityFocus : 42189
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2014
更新履歴

  • [2010年08月27日]
      掲載