【活用ガイド】

JVNDB-2010-001887

複数の Cisco 製品の Transport Layer Security におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

複数の Cisco 製品上で稼動する Transport Layer Security (TLS) の実装には、TLS パケットのシーケンスの処理に関して不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
本問題は、Bug ID：CSCtd37506 の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance 7.2(5) 未満
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.0(5.15) 未満
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.1(2.44) 未満
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.2(2.17) 未満
  • Cisco Adaptive Security Appliance 8.3(1.6) 未満
  • Cisco PIX 500 Series Security Appliance

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された TLS パケットのシーケンスを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2814
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2814
  2. CERT-FI : CERT-FI Advisory on Cisco ASA TLS
  3. Secunia Advisory : SA40842
  4. SecurityFocus : 42196
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2014
更新履歴

  • [2010年08月27日]
      掲載

公表日2010/08/04
登録日2010/08/27
最終更新日2010/08/27