【活用ガイド】

JVNDB-2010-001866

LVM2 のクラスタ論理ボリュームマネージャデーモンにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

複数のレッドハット製品などで利用される LVM2 のクラスタ論理ボリュームマネージャデーモン (clvmd) には、ソケットに接続するクライアントの認証情報を検証しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Global File System EL4
  • Red Hat Global File System EL4.8.z
  • RHEL Cluster-Storage (v. 5 server)

想定される影響

ローカルユーザにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または巧妙に細工された制御コマンドを介して、その他の影響を与えられる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2526
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2526
  2. Secunia Advisory : SA40759
  3. SecurityFocus : 42033
  4. X-Force Security Alerts and Advisories : 60809
  5. SecurityTracker : 1024258
  6. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 66753
更新履歴

  • [2010年08月24日]
      掲載