【活用ガイド】

JVNDB-2010-001809

BIND におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

BIND には、recursive validating サーバにおいて、静的に設定される、または DNSSEC Lookaside Validation (DLV) を経由するトラストアンカーを保持する際の処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.7.1
  • BIND 9.7.1-P1

想定される影響

第三者により、キャッシュに存在しない RRSIG レコードのクエリを介して、権威サーバへ RRSIG クエリを繰り返し送信されることにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0213
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0213
  2. Secunia Advisory : SA40652
  3. SecurityFocus : 41730
  4. SecurityTracker : 102417
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1831
更新履歴

  • [2010年08月11日]
      掲載