【活用ガイド】

JVNDB-2010-001803

Avahi の AvahiDnsPacket 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Avahi の avahi-daemon の avahi-core/socket.c 内にある AvahiDnsPacket 関数には、有効なチェックサムを持った DNS パケットに続く、不正なチェックサムを持った DNS パケットの処理に関して不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2008-5081 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Avahi
  • Avahi 0.6.25
  • Avahi 0.6.16
オラクル
  • Oracle Solaris 11 Express
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Avahi オラクル サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2244
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2244
  2. Secunia Advisory : SA40470
  3. SecurityFocus : 41075
  4. SecurityTracker : 1024200
更新履歴

  • [2010年08月10日]
      掲載
    [2011年04月05日]
      影響を受けるシステム：オラクル (cve_2010_2244) の情報を追加
      ベンダ情報：オラクル (cve_2010_2244) を追加

公表日2010/06/29
登録日2010/08/10
最終更新日2011/04/05