【活用ガイド】

JVNDB-2010-001671

Apache Axis2 における任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

Apache Axis2 には、SOAP メッセージ内の DTDs を適切に処理しないため、任意のファイルを読まれ HTTP リクエストをインターネットサーバーに送信される、またはサービス運用妨害 (DoS) となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Axis2/Java 1.6 未満
IBM
  • IBM WebSphere Application Server 7.0 から 7.0.0.12
  • IBM WebSphere Application Server Feature Pack for Web Services 6.1.0.9 から 6.1.0.32
  • IBM WebSphere Application Server Feature Pack for Web 2.0 1.0.1.0
  • IBM WebSphere Application Server 7.0.0.13 未満

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された DTD を介して、任意のファイルを読まれ HTTP リクエストをインターネットサーバーに送信される、またはサービス運用妨害 (DoS) にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-1632
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-1632
  2. Secunia Advisory : SA40252
  3. Secunia Advisory : SA40279
  4. SecurityFocus : 40976
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1528
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1531
更新履歴

  • [2010年07月13日]
      掲載
    [2010年11月09日]
      影響を受けるシステム:IBM (7014463) の情報を追加
      ベンダ情報:IBM (7014463) を追加