【活用ガイド】

JVNDB-2010-001536

OpenOffice.org における任意の Python コードを実行される脆弱性

概要

OpenOffice.org には、Python マクロセキュリティの制限を回避され、任意の Python コードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenOffice.org Project
  • OpenOffice.org 2.x
  • OpenOffice.org 3.2.1 未満
レッドハット
  • RHEL Optional Productivity Applications 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

攻撃者により、マクロのディレクトリ構造をプレビューされた際、コード実行の引き金となる巧妙に細工された OpenDocument テキストを介して、Python のマクロセキュリティの制限を回避され、任意のPython コードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenOffice.org Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0395
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0395
  2. Secunia Advisory : SA40070
  3. SecurityFocus : 40599
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1350
更新履歴

  • [2010年06月17日]
      掲載