【活用ガイド】

JVNDB-2010-001466

RHEL の MMIO 命令デコーダにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の Xen hypervisor 内にある MMIO 命令デコーダには、命令エミュレーションに関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.18
VMware
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 3.0.3
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0730
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0730
  2. Secunia Advisory : SA39649
  3. SecurityFocus : 39979
更新履歴

  • [2010年05月26日]
      掲載
    [2010年06月17日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-128.18.AXS3) の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-128.18.AXS3) を追加
    [2010年07月16日]
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-194.2.AXS3) を追加
    [2011年03月01日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0003) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2011-0003) を追加