【活用ガイド】

JVNDB-2010-001459

RHEL の Linux kernel 用の特定のレッドハットパッチにおける権限昇格の脆弱性

概要

ia64 プラットフォーム上で稼働する Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の Linux kernel 用の特定のレッドハットパッチには、任意のプロセス上で ptrace の使用を許可するため、結果として権限昇格の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4.8 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

ローカルユーザにより、任意のプロセス上で ptrace を使用され、結果として権限昇格をされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0729
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0729
  2. SecurityFocus : 38702
更新履歴

  • [2010年05月25日]
      掲載