【活用ガイド】

JVNDB-2010-001391

Microsoft Windows の SMTP コンポーネントにおける情報漏えいの脆弱性

概要

Microsoft Windows の SMTP コンポーネントには、SMTP コマンドのレスポンスの処理に不備があるため、メールメッセージの一部を読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2000
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

第三者により、一連の無効なコマンドを送信後に STARTTLS コマンドを送信され、メールメッセージの一部を読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS10-024
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS10-024
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS10-024e
富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0025
参考情報

  1. JVN : JVNTA10-103A
  2. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2010-11
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0025
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2010-0008
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて (MS10-019,020,021,022,023,024,025,026,027,028,029)
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA10-103A
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA10-103A
  8. Secunia Advisory : SA39376
  9. Secunia Advisory : SA39253
  10. SecurityFocus : 39381
  11. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-0867
更新履歴

  • [2010年05月11日]
      掲載