【活用ガイド】

JVNDB-2010-001162

Samba の smbd におけるファイルパーミッションを回避される脆弱性

概要

Samba の smbd には、libcap サポートが有効な場合、CAP_DAC_OVERRIDE ケーパビリティに関連する処理に不備があるため、ファイルパーミッションを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 3.3.11
  • Samba 3.4.6
  • Samba 3.5.0

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、ファイルパーミッションを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0728
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0728
  2. Secunia Advisory : SA38804
  3. SecurityFocus : 38606
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-0560
更新履歴

  • [2010年03月18日]
      掲載