【活用ガイド】

JVNDB-2010-001118

KVM の pit_ioport_read 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

KVM の Programmable Interval Timer (PIT) の pit_ioport_read 関数には、pit_state データ構造を適切に使用しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Virtualization
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • RHEL Virtualization EUS 5.4.z (server) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、/dev/port ファイルの読み込み試行によって、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 環境設定(CWE-16) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0309
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0309
  2. SecurityFocus : 38158
更新履歴

  • [2010年03月04日]
      掲載