【活用ガイド】

JVNDB-2010-001095

Microsoft Windows の TCP/IP 実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Windows の TCP/IP 実装には、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) 
  • Microsoft Windows Vista
  • Microsoft Windows Vista (x64) 

想定される影響

第三者により、不正な TCP の選択型応答確認 (SACK) 値を含む巧妙に細工されたパケットを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS10-009
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS10-009
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS10-009e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA10-040A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0242
参考情報

  1. JVN : JVNTA10-040A
  2. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2010-05
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0242
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2010-0006
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS10-003,004,005,006,007,008,009,010,011,012,013,014,015)
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA10-040A
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA10-040A
  8. Secunia Advisory : SA38506
  9. SecurityFocus : 38064
  10. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-0342
更新履歴

  • [2010年03月01日]
      掲載