【活用ガイド】

JVNDB-2010-001078

ISC BIND における処理範囲外のデータ処理に関する脆弱性

概要

ISC BIND には、ソース元からデータを再取得せずに安全なレスポンスに付随している処理範囲外のデータを処理する脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2009-4022 の修正におけるリグレッションに起因した脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.0.x から 9.3.x
  • BIND 9.4.3-P5 未満
  • BIND 9.5.2-P2 未満
  • BIND 9.6.1-P3 未満
  • BIND 9.7.0 beta
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたレスポンスを介して、ソース元からデータを再取得せずに安全なレスポンスに付随している処理範囲外のデータを処理される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc. ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0382
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0382
更新履歴

  • [2010年02月23日]
      掲載
    [2010年10月01日]
      影響を受けるシステム:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02546) の情報を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02546) を追加