【活用ガイド】

JVNDB-2010-001056

Linux kernel の net/ipv4/route.c 用の特定のレッドハットパッチにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux 上で稼動する Linux kernel の net/ipv4/route.c 用の特定のレッドハットパッチには、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.18
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Virtualization
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.4.z (server) 

想定される影響

IPv4 ルーティングハッシュテーブルのハッシュ値の衝突を発生させる巧妙に細工されたパケットにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なロック(CWE-667) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4272
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4272
  2. SecurityFocus : 37875
  3. ISS X-Force Database : 55808
更新履歴

  • [2010年02月18日]
      掲載
  • [2024年03月04日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新