【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2010-000039

Lhaplus における実行ファイル読み込みに関する脆弱性

概要

Lhaplus には、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在します。

Lhaplus は、複数の圧縮ファイル形式に対応した圧縮・展開を行うソフトウェアです。Lhaplus は圧縮ファイルを展開する際に、特定の実行ファイルを読み込みます。Lhaplus には、実行ファイルを読み込む際のファイル検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 塩月 誠人 氏

本脆弱性は 2010年10月11日公開の Version 1.58 にて修正済みです。
また、2010年10月14日に、機能不具合に対する修正が加えられた Version 1.59 が公開されています。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Schezo
  • Lhaplus 1.57 およびそれ以前

想定される影響

プログラムを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

Schezo
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3158
参考情報

  1. JVN : JVN#18774708
  2. JVN : JVNTA10-238A
  3. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2010-23
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3158
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA10-238A
  6. Secunia Advisory : SA41742
更新履歴

  • [2010年10月15日]
      掲載
    [2010年10月28日]
      概要:概要の記述を更新しました。