【活用ガイド】

JVNDB-2009-006242

SystemTap におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

SystemTap は、--unprivileged オプションが使用されている際、特定のデータサイズを適切に制限しない、および Common Information Entry (CIE) および Call Frame Instruction (CFI) レコードに関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、またはサービス運用妨害 (無限ループ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


SystemTap
  • SystemTap 1.0

想定される影響

ローカルユーザにより、以下の影響を受ける可能性があります。
(1) 大量の引数を伴う印刷操作を介して、カーネルのスタックオーバーフローを誘発され、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または権限を取得される可能性
(2) 巧妙に細工された DWARF 表記を介して、カーネルのスタックフレームオーバーフローを誘発され、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性
(3) 過度に大きい展開されたテーブルの作成を誘発され、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態にされる可能性
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SystemTap
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-2911
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-2911
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載