【活用ガイド】

JVNDB-2009-004695

Linux kernel の tun サブシステムにおける権限を取得される脆弱性

概要

Linux kernel の tun サブシステムの drivers/net/tun.c の tun_chr_poll 関数は、-fno-delete-null-pointer-checks gcc オプションが省略されている際、NULL ポインタデリファレンスおよび /dev/net/tun の mmap を実行されることにより、権限を取得される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2009-1894 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.30 および 2.6.30.1

想定される影響

ローカルユーザにより、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1897
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1897
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載