【活用ガイド】

JVNDB-2009-004556

Memcached などの製品で使用される process_stat 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

(1) Memcached および (2) MemcacheDB の process_stat 関数は、(a) stats maps コマンドへのレスポンス内の /proc/self/maps のコンテンツ、および (b) stats malloc コマンドへのレスポンス内のメモリ割り当て統計を公開するため、メモリ領域の場所といった重要な情報を取得される、および ASLR 保護を無効化される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Memcached
  • Memcached 1.2.8 未満

想定される影響

第三者により、デーモンの TCP ポートにコマンドを送信されることで、メモリ領域の場所などの重要な情報を取得される、および ASLR 保護を無効化される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Memcached
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1255
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1255
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載

公表日2009/04/11
登録日2012/09/25
最終更新日2012/09/25