【活用ガイド】

JVNDB-2009-004526

Linux kernel の inotify_read 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の inotify_read 関数には、サービス運用妨害 (OOPS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.27 から 2.6.27.13、2.6.28 から 2.6.28.2、および 2.6.29-rc3

想定される影響

ローカルユーザにより、inotify インスタンスへの不当なアドレスを伴う読み込みを介して、デバイスのイベントリストミューテックスを二度解放し、inotify インスタンス用のデータ構造の同期を妨げるため、サービス運用妨害 (OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なロック(CWE-667) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0935
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0935
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載
  • [2024年02月28日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新