【活用ガイド】

JVNDB-2009-004043

Remote Agent Service の dsmagent.exe におけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

IBM Tivoli Storage Manager (TSM) クライアントおよび TSM Express クライアントの Remote Agent Service の dsmagent.exe には、(a) Web GUI および (b) Java GUI に関連する処理に不備があるため、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • tivoli storage manager client 5.1.0.0 から 5.1.8.2、5.2.0.0 から 5.2.5.3、5.3.0.0 から 5.3.6.4、および 5.4.0.0 から 5.4.1.96
  • tivoli storage manager express 5.3.3.0 から 5.3.6.4

想定される影響

第三者により、以下を介して、任意のコードを実行される可能性があります。
(1) "一般的な文字列処理関数" によって適切に解析されないリクエストパケット
(2) dicuGetIdentifyRequest リクエストパケット内の巧妙に細工された NodeName
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-4828
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-4828
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載

公表日2009/05/01
登録日2012/09/25
最終更新日2012/09/25