【活用ガイド】

JVNDB-2009-003176

BOINC のクライアントの lib/crypt.cpp の decrypt_public 関数における証明書チェーンの検証を回避される脆弱性

概要

Berkeley Open Infrastructure for Network Computing (BOINC) のクライアントの lib/crypt.cpp の decrypt_public 関数は、OpenSSL の RSA_public_decrypt 関数からの戻り値をチェックしないため、証明書チェーンの検証を回避される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2008-5077 と類似する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


University of California
  • BOINC 6.2.14 および 6.4.5

想定される影響

第三者により、不正な形式の SSL/TLS 符号を介して、証明書チェーンの検証を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

University of California
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0126
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0126
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載