【活用ガイド】

JVNDB-2009-002652

mutt の mutt_ssl.c における SSH サーバになりすまされる脆弱性

概要

mutt の mutt_ssl.c は、OpenSSL が使用された際、X.509 証明書のサブジェクトの Common Name フィールド内にあるドメイン名の \0 文字を適切に処理しないため、SSH サーバになりすまされる脆弱性が存在します。
本問題は、CVE-2009-2408 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Mutt
  • Mutt 1.5.19
  • Mutt 1.5.20
オラクル
  • Oracle Solaris 11 Express

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、巧妙に細工された正規認証局発行の証明書を介して、SSH サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mutt オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-3765
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-3765
更新履歴

  • [2011年05月10日]
      掲載