【活用ガイド】

JVNDB-2009-002645

IBM WebSphere Application Server の管理コンソールコンポーネントにおけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

IBM WebSphere Application Server (WAS) の管理コンソールコンポーネントには、プライマリ管理者 ID の変更を適切に防止しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 6.1.0.37 未満
  • IBM WebSphere Application Server 7.0.0.15 未満

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、管理者ロールへのユーザまたはグループのマッピング処理を介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1312
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1312
  2. Secunia Advisory : SA44031
  3. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0856
更新履歴

  • [2011年04月07日]
      掲載