【活用ガイド】

JVNDB-2009-002632

Python の PySys_SetArgv API 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Python の PySys_SetArgv API 関数には、argv[0] 引数にパスの区切り文字が含まれていない場合、sys.path の先頭に空の文字列を付加するため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Python Software Foundation
  • Python 3.2
  • Python 3.1
  • Python 2.7
  • Python 2.6
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内にあるトロイの木馬の Python ファイルを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Python Software Foundation サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できない検索パス(CWE-426) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5983
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5983
  2. Secunia Advisory : SA42888
  3. SecurityFocus : 40862
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0122
更新履歴

  • [2011年02月04日]
      掲載