【活用ガイド】

JVNDB-2009-002532

GNU Automake の dist または distcheck ルールにおけるコンテンツを変更される脆弱性

概要

GNU Automake の dist または distcheck ルールには、パッケージの tarball 配布を生成する際に、ビルドツリー以下のディレクトリに安全でないパーミッション (777) を付与する不備があるため、パッケージファイルのコンテンツを変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • Automake 1.11.1
  • Automake 1.10.3
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、パッケージファイルのコンテンツを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4029
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4029
  2. Secunia Advisory : SA37814
  3. SecurityFocus : 37378
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-3579
更新履歴

  • [2010年04月21日]
      掲載