【活用ガイド】

JVNDB-2009-002531

pam_krb5 における有効なユーザ名を列挙される脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5 等で使用されている pam_krb5 には、ユーザアカウントの有無により異なるパスワードプロンプトを生成してしまうため、有効なユーザ名を列挙される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Eyrie
  • pam-krb5 2.2.14 から 2.3.4
VMware
  • VMware ESX 4.1
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

第三者により、有効なユーザ名を列挙される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Eyrie VMware レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-1384
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-1384
  2. Secunia Advisory : SA35230
  3. SecurityFocus : 35112
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2009-1448
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 54791
更新履歴

  • [2010年04月21日]
      掲載
    [2011年02月28日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0003) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2011-0003) を追加