【活用ガイド】

JVNDB-2009-002529

Linux kernel の mac80211 サブシステムにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の mac80211 サブシステムには、Delete Block ACK (DELBA) パケットの処理に関して不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.32-rc8-next-20091201 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.4.z (server) 

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス
  • Asianux Technical Support Network : 1039
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4027
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4027
  2. SecurityFocus : 37170
更新履歴

  • [2010年04月21日]
      掲載
    [2010年05月21日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (1039) の情報を追加
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2010:0380) の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス (1039) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2010:0380) を追加