【活用ガイド】

JVNDB-2009-002499

Linux kernel の drivers/firewire/ohci.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の drivers/firewire/ohci.c には、packet-per-buffer モードが使用されている場合に、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.32-git9 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Virtualization
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.4.z (server) 

想定される影響

ローカルユーザにより、ゼロのペイロード長のフィールドを含む ISO パケットの受信に関連した ioctl を介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4138
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4138
  2. SecurityFocus : 37339
更新履歴

  • [2010年02月18日]
      掲載
    [2010年04月02日]
      影響を受けるシステム： ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-128.14.AXS3) の情報を追加
      ベンダ情報：ミラクル・リナックス (kernel-2.6.18-128.14.AXS3) を追加

公表日2009/12/16
登録日2010/02/18
最終更新日2010/04/02