【活用ガイド】

JVNDB-2009-002480

Linux kernel の handle_dr 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の handle_dr 関数には、Current Privilege Level (CPL) を適切に検証しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.31.1 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • RHEL Virtualization EUS 5.4.z (server) 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

ゲスト OS ユーザによる巧妙に細工されたアプリケーションにより、ホスト OS をサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-3722
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-3722
  2. SecurityFocus : 37221
更新履歴

  • [2010年02月03日]
      掲載
    [2010年03月15日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2010:0126) の情報を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2010:0126) を追加